#どれみ感謝祭 感想|声優さんの実力を思い知った話
2021年2月7日。
おジャ魔女どれみ放送開始から22年ということで、「おジャ魔女どれみをさがして〜プチ感謝祭〜」がオンライン配信イベントとして開催されました。
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オリジナル朗読劇、トークショー、そしてライブと盛りだくさんの内容。ハッキリ言ってめちゃくちゃ楽しかったです。そして何より声優さんの持つ力に感動して震えました。
子どもの頃に好きなアニメはたくさんあったけど、声優さんを個別に考えたことが恥ずかしながらなかったので…考えてみれば当たり前の話なんですが、アニメのキャラって人間が声をあててるんですよね(当たり前すぎて何言ってんだ)。
アニメで見ていたおジャ魔女どれみのキャラクターの声で司会進行とかトークをされると、なんとも魔法を見ているようで不思議な感覚になりました。
そして朗読劇!これがクオリティ高すぎてビビった。声だけで脳内で絵が浮かぶほどの表現力!
僕はどちらかというと小説や漫画などのストーリーが好きなので、今回の朗読劇も「どんな話なのかな?」というところに期待してたんだと思います。というか朗読劇がどんなものかイメージできてなかった。まぁほんと失礼な話なんだけど許してください。
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ところが配信が始まってキャラクターの声を自由自在に操る声優さんの力にビビり、「え?よく考えると22年経ってるんだよね?」という時の流れを完全に無視してる目の前の現実に腰が抜け、極め付けは朗読劇が始まるとアニメーションが無くてもキャラクターの表情まで浮かんでくるハンパない表現力に感動した。
なんで22年前の声が全く変わらず再現できるの?おかしくね?
…いや、おかしくない。これが声優という仕事、プロの仕事なんだ。声を創るという仕事を目の当たりにして、ビビりながらも本当に感動しました。いや、今さらで本当にごめんなさい。ニワカなんで許してください。
リアルタイムで見終わった後、アーカイブを何度も視聴したんだけど、朗読劇のところは映像無しの音だけで聴くと完全に世界観に浸れることに気づいてしまって。これ、収録じゃなくてライブでやってんだなぁと思うと、ますます意味がわからない。
ちょっとこれ正式に販売してほしいな、手元に置いておきたいなって思うわけですよ(運営の皆さま、ご一考よろしくお願いします)。
内容ももちろんおもしろかった!特に小学校卒業時のキャラクターに、声優さん自らが未来の自分からという設定で手紙を書くとか…おジャ魔女どれみのキャラクターがいかに愛されてるか?を感じることができました。
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どれみちゃんの手紙なんて子供っぽくて、一緒に見てた娘(アニメシリーズ配信でコンプリート済み)が「どれみちゃん全然成長してない」って爆笑してたのが印象的でした。千葉さんは完全にどれみちゃんとして生きてる人格もあるんだなぁと思いました。
リアル(声優さん)とファンタジー(キャラクター)の融合を見た感じ。声優さんへのリスペクトが相当高まりました。ライブもよかった!
⭐︎
そして書いておきたい感想がもうひとつ。
何かというとオープニングアニメーションです。今はYouTubeで公開されてるけど、これ配信終了後は見れなくなるんだろうか…(運営の皆さま、どうか円盤化をお願いします)
このオープニングアニメーションがめちゃくちゃよかった!特に「魔女見習いをさがして」が流れた瞬間になんとも言えない感動が押し寄せてきて…
この感動はなんだ?と思って、見終わった後少し考えてたんですが、わかったことがあるんです。それが先ほどの声優さんの感想でも触れたところ。そうか、リアルとファンタジーの融合なんだ!これを感じました。
オープニングアニメーションはこんな構成でした。
登場キャストの紹介から始まり、各シーズンの名場面が流れていく。無印から始まり、♯、も〜っと!、ドッカ〜ン!、そしてOVAのナイショへ。どのカットも印象深いシーンなので懐かしいなぁと思いながら(こないだ見たばかりのド新規のくせに)見ていると、ここで「魔女見習いをさがして」が流れる。
この瞬間、ファンタジーで描かれてた世界がリアルにつながった感じがしたんですね。どれみちゃんの世界と、魔女見習いをさがしての世界が同じ線状にあるんだなぁと。
ご存知、魔女見習いをさがしてではどれみちゃんたちは「子どもの頃に好きだったアニメ」として実在しないものとして描かれてます。元々、どれみちゃんを知らなかった僕にはこの設定は入りやすくておもしろかったんだけど、この設定を発表したとき、既存ファンからは少なからず賛否あったことを後から知りました。
これ、無理もないよなぁと思うんですよね。もちろん、どんな話でも喜んで受け入れるファンがほとんどだと思いますが、一方でこの設定を受け入れ難いと感じた人の気持ちもわかる。だって、この設定って「どれみちゃんたちはアニメのキャラクターで、この世界には存在しない」ということを受け入れないといけないわけじゃないですか。それって結構厳しいですよね。おジャ魔女は本当にいつも厳しい。
正当な続編だからこそ、その世界でどれみちゃんたちが「テレビの中」の存在として描かれてるのって、まるで子どもの頃に夢中になった世界の否定と感じてもおかしくないと思うんですよ。「いや、公式がアニメだよーって認めるんかーい!」ってツッコミも入れてしまいそうです。
でも、映画を見てみると製作陣の伝えたいことはそんな浅いもんじゃなかった。僕はあの形をとることで、逆にどれみちゃんたちはいつもあなたの側にいるよって見方ができると思ったんです。
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ファンタジーの世界は楽しいけど、いつまでも浸ってるわけにはいかなくて。あの頃、どれみちゃんを見ていた子どもたちは、大人になってそれぞれの今を生きている。大変なこともあるし、つまづくこともある。そこに向けて伝えたいのは、ファンタジーの世界に浸らせてあげることじゃなくて、あなたが今がんばってる現実には、いつもどれみちゃんたちが側で見守ってるよってことだったんじゃないかと。
どれみちゃんたちを主役として描かないことで、逆にいつも存在を感じれる物語になってるわけです。
今回のオープニングで同一線状にアニメのどれみシリーズと映画魔女見習いをさがしてが並べられたことで、それを強く感じることができました。ファンタジーがあるから、リアルをがんばれるんだよという優しいメッセージに見えました。
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まぁこれは僕が勝手に思ってるだけかもしれないけど、そんなことを考えながらオープニングを見てると、製作陣の深い愛情を感じてしまって。そんなおジャ魔女どれみという作品が本当に好きです。
ファンタジーとリアルの融合。
声優さんとキャラクターの関係や、オープニングアニメーションからこれを強く感じました。
まだまだ書きたいことは沢山ある(エピソード10選の話とか朗読劇自体の感想とか)けど、まずは全体の感想として。
配信アーカイブは本日までなので、もし間に合う人いたら見てみることをおすすめします。
「#おジャ魔女どれみ をさがして~プチ感謝祭~」たくさんの参加ありがとうございました❣️
— 【公式】おジャ魔女どれみ20周年 (@Doremi_staff) 2021年2月7日
いつかまたマスクなしでもイベントが出来ますよう✨最後に一瞬だけマスクを外して記念撮影📸
※チケット販売&アーカイブ視聴2/14(日)まで❣️
👉https://t.co/KuOtHkpMyB#どれみ感謝祭 pic.twitter.com/SeP5n4igIv
最後に。
今日は2月14日。はづきちゃん誕生日おめでとう!